CNCの自作とCNCで作る工作


ステッピングモーター・コントロール基板のおはなし
 ステッピングモーターと一緒に東京のネットショップから買ったコントロール基板を説明書通りに1軸当たり0.9A流れるように
ポテンションメータを300Ωに調整して電源を投入すると無負荷なのに13V入力で8Aも流がれるではないか! これは異常なので問
い合わせると、そのことには触れずに測定方法に問題が有るのではないかと言わんばかりの返事が返ってきた。初期の製品なら
判らんこともないが最近のコントロール基板には待機時のカーレント電流を抑える機能が付いてるのが普通のはず。これが当社
の仕様だとさ!現物を見た時、コントロールLSIとロジックICが各3個にCRだけの簡単な回路で大丈夫かと思ったが、心配が的中
した。常時8Aの電流が流れるのでモーターが触れない状態に発熱します。これに対しモーターにフィンを付けて放熱するように
とアドバイスする始末で話になりません。この基板が19,800円と高価な割に低機能、更にサポートが悪いので購入を検討される
方はご注意を!(敢えて会社名は伏せますが知る人も多いと思います)                          

これが問題の基板です。放熱板が付属しないので自分で付けたものです。
今後、自分で付加回路を追加し、使いやすく改造の予定です。

安くても使える中国製 HY-TB4DV-4M ステッピングモーター・コントロール基板
 上記基板の後に買った中国製のコントローラーはパラレルケーブルが付属し、送料込で3軸用が39.6ドル≒3,160円、4軸用が 
59.6ドル≒4,870円で購入出来ます。 本来、バイポーラ用のコントローラーですがユニポーラにも対応すると記されてたので4 
軸用を半信半疑で購入したが、私のユニポーラ型モーターでも問題なく動作しました。 また、カーレント電流を100%,75%,50%,
25%に設定が出来、私は25%で使ってますが何ら問題なく切削が出来ます。この時の使用電流が3A以下で何時間使ってもモーター
は熱くなりませんでした。追記:この基板はPCからのパラレル入力がフォトカプラーで電気的に絶縁された優れものです。   
試運転を始めてもう直ぐ一カ月ですが今のところ快適に動作してます。他に問題が起こればここで報告したいと思います。    

今回使った中国製HY-TB4DV-4M 4Axis TB6560 driver boardでアルミケースを自作して収納しました。
右側のACコンセントはスピンドルモーターの電源用で下側の黒いアクリル板の下にSSRがあり、
コントローラーからの信号を受けてスピンドルモーターのON/OFFを制御します。

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