CNCの自作とCNCで作る工作
今回はCNCに関係ありませんが、スチロール・カッターを作ってみました。
(2013年8月24日) 画像はクリックで拡大します。
工作をしてると時々発泡スチロールを正確かつ綺麗に切りたい時があります、カッター
ナイフで切るのが手っ取り早いですが曲線切りがとても難しいです。
ニクロム線を使ったスチロール・カッターをネット検索すると安いものでは、電池式の
100円均一製品から結構高価なものまでたくさんヒットします。
私は糸のこ盤を持ってるので、のこ歯の代わりに電熱線を取り付けることを思い付き
早速ニクロム線を取り寄せて作ることにしました。
購入したニクロム線はハンダこてメーカー「Goot」の交換用部品で径が0.2mm長さ1mでした。
ニクロム線を張り付ける絶縁体に電子工作用ユニバーサル基板t1.6の切れ端を用いました。
私の糸のこ盤はリョウビのTF-50型で、のこ歯の取り付けが両側から挟むタイプなので
この方法が使えますが、機種によっては難しい場合があります。
基板と基板の間隔が10cmですが、両端に取り付け代が約10mmあり、リード線を繋いだ
両端の抵抗値が約3.8Ωでした。
テスト用電源に繋いで実測したら約4Vで1A流れました。この値でスチロール板を切ってみると
たいへんスムーズに切れて充分実用になることが判りました。
市販品の多くはニクロム線側を動かして切る弓張りタイプですが、糸のこ盤と同じように
材料を動かすタイプの方が、角度がズレずに正確で使いやすいと思います。
尚、発泡スチロールの他にプラスティック・段ボールも同様に切れました。
編集後記
CNCを使うようになってから糸のこ盤を使う機会が少なくなり、スチロール・カッターにも使える
ようにしましたが、合板などを使ってテーブルと弓を作れば専用カッターが簡単に出来ると思います。
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