Commons:ウィキメディア内のコンテンツを外部で再利用する
このページはウィキメディア・コモンズの素材(文章や画像など)を、自分のウェブサイト、印刷物や他の媒体で再利用することを考えている方に向けて書かれています。
ウィキメディア・コモンズはウィキメディア財団のプロジェクトの1つですが、ウィキメディア・プロジェクトのサイト上にあるコンテンツの大半はウィキメディア財団が所有するものではなく、コンテンツ作成者自身が個別にライセンスを所持しています。しかし、ほぼ全てのコンテンツは、それぞれが提供の際に与えられている特定のライセンスの条件を守る範囲で個別の許諾無くフリーに再利用可能です。どのような再利用を考えているかによりますが、たいていの場合は権利所有者から個別に利用許諾を得る必要はないでしょう。
各ファイルに与えられた著作権やライセンス情報は正確なものであると見なされていますが、ウィキメディア財団は著作権状態について一切の保証をしません。ライセンス条件の正確性についても同様です。コモンスのファイルを再利用する場合には、コモンズ以外の場所から入手する場合と同様、各ファイルの著作権状態はご自身で判断しなければなりません。
人物画像に関する注意事項: 画像の著作権について問題がないからといって、人格権、著作者人格権および肖像権について使用許諾が得られているとは限りません。これらは国ごとの司法制度に依存します。人物画像の利用に際してはこれらの権利にもご注意ください。
Contents
ウィキメディア・プロジェクトで使用されるライセンスに関して
文章
ウィキニュースを除く全ウィキメディア・プロジェクトにある全ての文章は原著者が所有しており、GFDLライセンス下に置かれています。著者によっては自身の著作を追加のライセンス下に提供している場合があります。
ウィキニュースはCreative Commons Attribution 2.5 (CC-BY) ライセンス下にあります。
画像
画像ウィキメディア・コモンズから入手された画像は、GFDLか、その他何らかのフリーライセンス下にあると考えられます。詳しくはCommons:ライセンシングをご覧ください。
各ウィキメディア・プロジェクトにある画像をクリックするとその画像の詳細ページが開きます。そこにはアップロード者による、著作権状態、著作権所有者、ライセンス条件などの各種情報が記載されています。
フェアユースについて (ウィキメディア・コモンズのコンテンツは該当しません)
注意事項 ウィキメディアのサーバーにあるコンテンツにはフリーライセンス下での利用が出来ないものがあります。とりわけ英語版ウィキペディアにある一部の画像に関しては注意が必要で、米国著作権法の条款「フェアユース」下にあるものはほぼこれに該当します(参照:英語版におけるフリーでないコンテント)。このようなコンテンツを再利用しようとする際には、計画している再利用が「フェアユース」、「フェアディーリング」、または該当地域の著作権法における類似する法理と一致するかご自身で確認してください。フェアユースについては著作権法の中でも複雑な領域ですので、専門知識をお持ちでない場合は、専門家の助言を求めることをお勧めします。
ウィキメディア財団のロゴについて
ウィキメディア財団のロゴおよび各プロジェクト(ウィキペディア、コモンズなど)のロゴは、全てウィキメディア財団が商標権と著作権を保持しています。これらロゴの他用途への利用は一般に認められていません。ただし、ウィキプロジェクトに関する報道での利用は特別に使用が許可されています。各地域の「フェアユース」、「フェアディーリング」法理(例えば教育における利用)も使用する法域内では適用できます。その他の用途に関してはウィキメディア財団までお問い合わせください。
ライセンス要件を満たすには
以下では各ライセンスの概要とその要件を満たす方法を紹介します。
単一のライセンス(シングル・ライセンス)下で発表された作品は、そのライセンスが要求する全ての条件に従わなければなりません。マルチライセンス(2つ以上のライセンス)で提供されている場合、再利用に際して従うライセンスをその中から選択することができます。パブリックドメインにあると思われるものを除いて、ファイルの詳細ページにライセンス全文へのリンクが提供されています。ライセンスによっては要件の要約も提供されています。
法的な詳細についてはライセンス全文をお読みください。ウィキメディア財団および作品の制作者はからは一切法的な助言はできません。ご自身の状況においてライセンスがどのように適用されうるか知りたい時は、ご自身の法域における法律専門家にお問い合わせください。
パブリックドメイン
パブリックドメイン(または "may be used for any purpose" (あらゆる目的に再利用可能)など該当地域においてこれに相当する状態) が標されたコンテンツは、著作権保護期間が満了した、もしくは作者自身が明示的にパブリックドメイン下においたため、著作権外のものと考えられます。ただし使用する地域および使用する目的によっては著作者人格権など不可譲の権利が依然として発生している可能性がありますのでご注意ください。パブリックドメインの作品を複製して、自分自身の著作権下で再出版することがよく行われています。これは法的に可能ですが、もともとの画像がパブリックドメインにあることにかわりはありません。出版社との争いに備えて、画像の由来(あなた自身がどこからその画像を入手したか、およびもともとその画像がどこから来るか)および原画の制作者の名前を画像の詳細ページに記すことを推奨します。
GNUライセンス
GNU Free Documentation License
TE AMO 単純な再頒布の場合、あなたがアクセスした版情報とその版の履歴(帰属表示含む)、そしてGRDL本文(同じウェブサイト内のページへのリンク、もしくは印刷の場合再印刷)を提供してください。ウェブサイトや書籍ではこの条件はクリアしやすいですが、(現在のところ)小冊子、雑誌、新聞などでは難しい状況です。
再利用者には、二次的著作物の作成、複製、配布、表示、作品の上演が、営利目的も含めて認められています。要件を満たすためには、(a) あなたの版もGFDL下で提供する、(b) 著者またはコンテンツ制作者全員(タイトルページがある場合は加えてその内の主要者を5名以上)を記載する、そして (c) GFDLの全文を複製する必要があります。二次的著作物の場合は、履歴の全文も付随させる必要があります。
GFDLの要求に沿うためには作者のうちのどの5人が「主要」か決定しなければなりませんが、その方法は法的な意味では決まっていません。我々としては、編集回数、執筆文字数、作成に要した時間、など、1つの一貫した基準を使用して決定することをお勧めします。
二次的著作物は全てGFDL下で提供しなければなりません。
GFDL下に置かれた写真を、より大きな著作の一部として使用する場合には、GFDLのライセンス要件を満たすために、その「より大きな著作」もGFDL下で提供しなければなりません(この条件における「より大きな著作」がどの範囲を示すかについては、ライセンス提供者であるフリーソフトウェア財団に問い合わせたところ、ライセンス本文について摘要は提供できず、不明点がある場合、再利用者自身が法律専門家の見解を求めるべきであるとの返答がありました)。
GNU GPL および LGPL
GNU General Public License (GPL) と Lesser General Public License (LGPL) はコンピューター・ソフトウェア用のライセンスであり、通常はテキストやメディアには使われません。ただし、コモンズにある一部のコンテンツ(コンピュータープログラムのアイコンやスクリーンショットなど)は GPL または LGPL で提供されています。詳細はGPLを参照してください。
これらのファイルの単純な再頒布(改変版含む)の場合、(a) あなたの版もGFDL下で提供する、(b) プログラムのソース、すなわちあなたが改変を加えたものと同様に編集可能なファイル(イメージファイル、GIMP、.xcf ファイルなど)を提供する必要があります。
GNU General Public License (GPL) と GNU Free Document License (GFDL) は互いに両立出来ない点にご注意ください。つまり、GFDLライセンス下に置かれたコンテンツと、GPLライセンス下に置かれたコンテンツは同時に同じ「著作物」中で使うことが出来ません。例えばGPLプログラムのソースが埋め込まれたGFDL下の説明文がこれにあたります。ただし、GFDLテキストページ内のGPL画像は、通常、1つの著作物ではなく、2つの著作物の集合体と解釈されています。
クリエイティブ・コモンズ
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの大半はフリー・コンテント・ライセンスではありません。したがってウィキメディア・コモンズ上では特定のファイルに唯一許容されたライセンスとして使われているのをみることはないでしょう。クリエイティブ・ライセンスのうち以下にあげるライセンスは、許可されており、使用されています。
CC-BY
Creative Commons Attribution (クリエイティブ・コモンズ・表示)ライセンス (CC-BY) では、再利用者に二次的著作物の作成、複製、配布、表示、作品の上演が、営利目的も含めて認められています。
再利用もしくは配布に際しては、著作者の表示が必要であり、またライセンスの要件に言及するか、ライセンス文へのリンクを提供する必要があります。改変した版を CC-BY で提供するかは選択できます。
CC-SA
Creative Commons Share Alike(クリエイティブ・コモンズ・継承)ライセンス (CC-SA) では、再利用者に二次的著作物の作成、複製、配布、表示、作品の上演が、営利目的も含めて認められています。
再利用もしくは配布に際しては、ライセンスの要件に言及するか、ライセンス文へのリンクを提供する必要があります。改変した版は CC-SA で提供しなければなりません。
CC-BY-SA
Creative Commons Attribution and Share Alike (クリエイティブ・コモンズ・表示-継承)ライセンス (CC-BY-SA) では、再利用者に二次的著作物の作成、複製、配布、表示、作品の上演が、営利目的も含めて認められています。
再利用もしくは配布に際しては、著作者の表示が必要であり、またライセンスの要件に言及するか、ライセンス文へのリンクを提供する必要があります。改変した版は CC-BY-SA で提供しなければなりません。
その他フリーコンテントライセンス
Commons:コピーライト・タグ#著作権帰属表記要であるコピーレフト許諾 および Commons:コピーライト・タグ#その他のフリータグを参照してください。
アップロード者または作者への連絡
フリーライセンスの要件を越えてコンテンツを利用したい場合、または著作権状態を明確に確認する必要がある場合、ウィキメディアのサーバーにコンテンツを置いた人物に助力を求めることができる可能性があります。
テキストについては、編集によってそのテキストを加えた人物が該当します。ページの「履歴」タブをクリックして履歴を確認してください。画像などのファイルについては、そのファイルをウィキメディアのサーバーにアップロードした人物が該当します。この人物はもともとの制作者である場合もあれば、フリーコンテンツを他の場所から持ち込んだ人物の場合もあります。アップロード者は、ファイルの詳細ページの「ファイルの履歴」セクションに記されています。
場合によっては、アップロード者に連絡をすることでファイルの著作権状態についてより詳しく知ることができます。もともとの制作者である場合は、追加の許諾を与えてくれる可能性もあります。サーバーに置かれているものよりも高解像度の画像を所有している場合もあります。
著作物を提供した人物に連絡をとるにあたっては、基本的にウィキメディア財団はお手伝いできません。ご自身で以下の方法をお試しください。
- 利用者ページに連絡先(名前、住所、電話番号など)を提供されている場合があります。
- 利用者ページのツールボックスにある「この利用者にメールする」のリンクをクリックすることで電子メールで連絡できる場合があります。
- 利用者ページの「会話」タブをクリックした後、「+」タブをクリックし、メッセージを書き込むことができます。書き終わったら保存してください。この方法の場合、あなたのメッセージは誰にでも見える形で公開されます。
MediaWikiを自分のサイトにインストールする
MediaWiki バージョン 1.13.0 以降を使用すれば、ウィキメディア・コモンズにあるメディアを直接あなたのウィキに埋め込むことができます。 localSettings.php に次の行を書き込んでください。
$wgForeignFileRepos[] = array(
'class' => 'ForeignAPIRepo',
'name' => 'shared',
'apibase' => 'http://commons.wikimedia.org/w/api.php',
'fetchDescription' => true, // Optional
);
$wgForeignFileRepos[] = array(
'class' => 'ForeignAPIRepo', 'name' => 'shared', 'apibase' => 'http://commons.wikimedia.org/w/api.php', 'fetchDescription' => true, // Optional
);
直リンク
このページでは各項目をあなた自身が使用するために複製することを前提としています。メディアファイルには直リンクせず、ご自身のサーバーにコピーしてください。
ウィキメディアでは基本的に「ホット・スパイダー」サービス(外部サイトで検索を実施するたびにウィキメディアのサイトにクエリが転送される方式)を認めていません。外部で再利用する場合には、定期的に一括してコンテンツを複製してください。ライブ・フィードを利用したい場合はウィキメディア財団にご連絡ください(有償で提供できます)。
利用の報告先
Category:Commons as a media source
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