中国製の15W半導体レーザーのセットAS-5を購入したが、ワーク範囲が小さく更に付属ソフトが 使い難いので、使い慣れたMach3で動かすようにしました。(現在は無階調の線刻とカットのみに利用限定) |
スピンドルモーターをレーザーユニットに置き換えたので少し制御回路を追加しました。 ArduinoNANO(300円程の互換品)を使い、Z軸の上下方向を指示するDIR信号を利用してレーザーの ON/OFFを行う簡単な回路をユニバーサル基板に組みました。 また、使用したレーザーユニットにはTTL入力が付いてるので、ボリュームを使ってPWM制御による レーザー出力の調節が出来るようにしました。 それと出力の調節がし易いようにデジタルの電圧電流計(400円程度)を付けました。これにより、 カットする素材や厚みによる出力の調節が電流値を目安として出来るようになりました。 |
マイコンArduinoNANOを使った簡単な回路です。このマイコンを使ったのは単に安い事と拡張性が有るからです。 私のCNCはコントロールソフトにMach3を使用、モーターコントロールボードはパラレルタイプで、このボードでは Z軸のDIR信号に6番ピンを使ってますが、同じように改造される方は利用ボードの仕様に合わせて下さい。 ①モーターコントロールボードからマイコンへはDIR信号をD10へ及び+5VとGNDを接続します。 ②レーザーユニットへの配線は+12Vの電源アダプターとPWM CONT信号とGNDを接続します。 PWM信号はArduinoのアナログ入力(A7)にVR10KΩを分圧した電圧を加え、D3にアナログ入力に応じたPWM信号を 出力します。(ADC出力0~1023値を1/4した0~255値にてPWM(パルス幅変調)を行います) ③任意ですが、電圧電流計を付けるとレーザー出力調節の目安となり便利です。 |
上記の改造で使い道が無くなったAS-5を見つめてたら、USB入力のモータードライブユニットを利用する方法を 思い付きました。その方法はステッピングモータードライバーモジュールA4988をX・Y2個共取り外し、そこから ステッピングモーター駆動信号(Enable・Dir・Step)をCNCのモーターコントロールボードのパラレルポートへ 直接接続することです。 |
レーザー用に改造したCNCに、このソフトを使って濃淡のある画像を描画出来ないかとテストをしたところ 結構使えそうです。しかし、未だソフトに慣れてないので出来上がった作品は順次掲載の予定です。 AS-5のドライバーボードを使ってCNCを動かす「こんなことも出来る」お遊び情報でした。改造は自己責任で! |