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PC用アンプの製作 その2

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次に、アンプの選定だ。
 今回は自作キットを使ってみることにしてグーグル検索すると、TA2020というICがあることを発見。なかなか評判は良さそうである。このICはすでに倒産したTripath社というメーカーのもののようで、手に入るのはリユース、ようするに中古品のようである。いささか心細いがさらにTA2020で検索していくとノースフラットジャパン社(nfj)というなにやら聞き慣れなない社名に行き当たる。ここからTA2020自作キットが千円ちょっとで販売されている。ネット上にも沢山情報があり、なかには組立方法を動画で投稿してくれているものもあるので、初心者の筆者でもなんとかなりそうである。取り敢えず1セット購入。ついでにnfj社のサイトをチェックしてみるとトーンコントーロール用の「YAZZY」というキットもある、これもゲット。
その他、後々必要になりそうな部品、小物類もありそうなだがまた次回ということにする。nfjさんとはこれからも度々お世話になりそうな感じである。小額でしかも細かな部品の発注にも関わらず、対応が良い。
 これで、ケースとアンプとトーンコントロール基板は揃ったので、いよいよアンプの組立である。


 届いたキットには説明書もなにもないが、HPの完成写真とネット上に豊富にある同キットの情報で迷うことなく作業は進められる。小一時間ほどでアンプのほうは完成、百均スピーカーと手持ちのMP3につないで緊張の音出しである。
 半田熱の影響で最初は割れたような音ではあったが、ほんの数分でデジタルアンプの澄んだ音が聞こえてきた。このまま数時間はエージングしておこう、その間にYAZZYの工作にとりかかる。こちらも、ここまで来ると慣れたものでこれも小一時間で完成。直付けする入出力の端子とボリュームはケースとの取合いがあるので取り付けずにおく。YAZZYのボリュームは使用せず、アンプ側にでボリュームを取り付けるので、YAZZYには0Ωの抵抗をつけておく。
 横ではTA2020アンプが快調にエージング中であるが、どうも低温側が貧相な感じであるので、本番で使う予定のスピーカーに繋いでみる。さすがに百均スピーカーとは比較にならない良い音をだすが、やはり低温がいささか不足気味。
 グーグル検索にお伺いをたててみると、効果のある方法の第一は入力のカップリングコンデンサーを変更、第二にTA2020への5V給電を外部から行う、この二点が効果がありそうである。
5V外部給電はnfj社から専用のオプションパーツキットが販売されているが、単なる三端子レギュレータによる降圧回路をすでに用意されている基板上に組めばよいだけなので、部品箱から適当な部品を探して組み込む。つぎにカップリンコンデンサーであるがこちらは沢山な情報がありどれにするか迷う。最終的にはこちらのサイトの情報によりCROSSCAP社のコンデンサーCROSS-CAP 2.2μFに決定、早速発注しておく。
http://rof-factory.sytes.net/weblog_R/diarypro/index.cgi?no=70&continue=on
 次回はケースに電源回路を組み込むところからになる。
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